複合システム論分野

システムを部品としてより大きなシステムを構築するための理論とその応用

複合システム論とは「システムを部品としてより大きなシステムを構築するための理論体系」という意味です.研究室の目標は,複雑なシステムを扱うための理論や技術,特に自動制御やスケジューリングの方法を発展させて,医療や工業に応用していくことです.現在,「医療システム」,「システム最適化」などの話題を扱っています.

教員

土居伸二 ( Shinji DOI )

土居 伸二教授(工学研究科 電気工学専攻)

研究テーマ

  • 生体システム工学・理論生物学
  • 非線形システム工学
  • 確率的ダイナミカルシステム
  • 計算論的電気生理学
  • 工学基礎・数理情報工学

連絡先

桂キャンパス A1棟 4階420号室
TEL: 075-383-2200
E-mail: doi(at)kuee.kyoto-u.ac.jp
https://turbine.kuee.kyoto-u.ac.jp/~doi/

田中 俊二 ( Shunji TANAKA )

田中 俊二准教授(国際高等教育院)

研究テーマ

  • 生産スケジューリング問題
  • 自動倉庫システムの入出庫計画
  • エレベータ群管理問題

連絡先

桂キャンパス A1棟 4階418号室
TEL: 075-383-2204
E-mail: tanaka(at)kuee.kyoto-u.ac.jp
https://turbine.kuee.kyoto-u.ac.jp/~tanaka/

木村 真之 ( Masayuki KIMURA )

木村 真之特定講師(国際高等教育院)

研究テーマ

  • 非線形振動
  • エネルギー局在現象

連絡先

桂キャンパス A1棟 4階418号室
TEL: 075-383-2204
E-mail: kimura.masayuki.8c(at)kyoto-u.ac.jp
https://turbine.kuee.kyoto-u.ac.jp/~kimura/indexJ.html

研究テーマ・開発紹介

システム最適化

本研究では、現実世界における様々な問題を最適化問題としてとらえ、その解法の研究や解析を行っています。現在、以下のような問題を対象としています。

生産スケジューリング(Production Scheduling, Machine Scheduling)問題
スケジューリング問題とは、工場などにおける仕事や機械・人の作業計画を作成する問題で、最適な解を求めるのは一般に非常に困難です。このような問題に対し、効率よく最適解を求めたり、最適に近い解を高速に求めたりするための方法の研究を行っています。

自動倉庫システム(Automated Storage and Retrieval System; AS/RS)の入出庫計画問題
自動倉庫システムとは、荷物の入出庫を自動化するためのシステムであり、荷物を収納するための棚と、棚への荷物の出し入れを行う搬送装置(スタッカークレーン)から構成されています。このような自動倉庫システムにおいて入出庫の計画を立てる問題を最適化問題として扱い、その解法の研究を行っています。

エレベータ群管理(Elevator Group Control)問題
エレベータの複数のかごを協調的に効率よく動作させることにより搬送能力を向上させる問題を最適化問題としてとらえ、研究を行っています。とくに、行き先階登録方式(destination hall-call registration)と呼ばれる方式を採用したエレベータを扱っています。