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卒業研究

4回生になると研究室に配属され、それまでに学んだ知識・経験を基に卒業研究に取り組みます。卒業研究では指導教員から最先端の研究テーマが提示されます。研究遂行に必要な専門的な知識や技術は、教員や大学院生の指導や助言を受けつつも、自ら主体的に身につける必要があります。最新の研究テーマですから、成功する保証もありませんし、どのような結果が得られるのか分かりません。(もちろん、それなりの予測や推察に基づいて設定されたテーマですから、何らかの結果は得られると期待されるのですが、研究というものは実際にやってみないと分かりません。)研究を始めると、教科書に書かれている単純な理論では説明できない現象に頻繁に遭遇します。正解が用意された授業や実習とは全く異質の、「本当の研究経験」をこれから積んでゆくことになるのです。

思い通り(予想通り)の結果が出ることだけが成果ではありません。そうならなかった時には、なぜ予想通りにならなかったのか?ということを解明できれば、それも大きな成果ですし、むしろその方が、より深く考えるので、最終的な結果としてよりよい成果に結びつく場合が多いのです。当初の予想とは全く異なる実験結果が得られ、それが、その後の研究の大きな進展やブレイクスルー(困難な課題の解決)のきっかけとなったケースも数多くあります。世界に誇る京大の研究成果の少なからずが、先生達が予測した結果を裏切る学生による実験結果に端を発しているのです。

教員や大学院生と白熱した議論をしたり、研究室の仲間と励まし合いながら、時には夜を徹しての実験、解析を行います。卒業論文を完成させ、口頭試問終了時には、大学合格時を遙かに上回る達成感、充実感を味わうことができるでしょう。ひょっとすると学部1~3回生の間の成長の何倍もの成長を卒業研究の1年間でしているかも知れません。卒業時には、大学院進学後、もしくは、社会に出てから必要とされる、技術者・研究者としての力を徐々に身につけ始めたことをあなた自身が実感できていると思います。

工学とは、創造する学問であり、資源を持たない我が国にとって、新たな価値の創造こそが、唯一の生きる道です。電気電子工学科を卒業したみなさんが、電気電子工学の幅広い分野で、その新たな価値の創造を牽引するような技術者・研究者として活躍することを大いに期待しています。