理念

電気電子工学科の理念は、「21世紀のエネルギーと情報社会をハードとソフトで支える」ことにある。この理念に従い、電気電子工学科は電気電子工学の急速な進歩と高度情報社会に対処しうる幅広い専門知識を教授し、十分な基礎学力を修得した人材を育成することを目標としている。

このためには、幅広い分野の専門的な知識・能力を有し、目的に合った理論を深く追求するとともにその実際的応用を探求できる研究者・技術者、その逆に実際的な応用研究からその奥にひそむ理論の構築ができる研究者・技術者を養成することが必要である。また、電気系専攻の国際化に対応すべき教育内容の充実も必須の課題である。特に学部教育においては、系統的な専門的基礎知識の修得と、その総合による論理的思考力、応用力、問題解決能力の涵養に重点を置く。

教育方法に関しては、講義内容をより深く理解させるために演習、実験、実習を実施し、学生の専門領域に対する興味を喚起すると同時に、幅広い専門知識を修得させるために、自らが考える自主的な学習を促すことを目標とする。成績評価に関しては、学生が専門分野における専門知識および技術の適用能力を、一定の判定基準に基づき判定できる客観的手法を確立することを目標とする。

学生に高度な科学技術社会における学問の必要性、倫理性および重要性の認識を促し、学部教育に対してファカルティー・ディベロップメント、学生による授業評価を実施し、教育の質の向上を把握することを目指す。また、定期的に電気電子工学科の教育活動に関する自己点検評価を実施し、それに対して外部評価を受ける。さらに、自助努力の欠如が直ちに本人に対する警告として伝わるような制度の確立を図り、多数派学生の質の向上を目指す。