3回生向けサマーキャンプ報告
概要
サマーキャンプ3回生向けでは毎年「ヘリウムガスで浮かぶ飛行船の無線制御コンテスト」を行なっており,2016年度は7度目の開催となります.3〜4人のグループで3日間という短い期間の中で自分たちだけの "コントローラ" を組み上げ,最終日のコンテストに挑みます.
飛行船の通信・制御には National Instruments社 のシステム開発/グラフィカルプログラミング環境である LabVIEW を使います.LabVIEWについてはこちら(外部サイトに飛びます).LabVIEWについて知らなくても,当日学ぶ時間は十分あります!
開催概要
【日程】2016年 9月27日〜9月29日 の3日間
【場所】工学部 電気総合館 大講義室
今年は14名の3回生が参加してくれました.
競技内容
飛行船について
移動用のプロペラ付きモータが3つ(下向きに1つ,横向きに2つ)ついており,モータに加える印加電圧をPCから無線通信(Zigbee)で指示することで移動できます.
飛行船のユニットには高さを測定できる超音波センサと,相対的な水平方向の変化がわかるジャイロセンサがついており,これら飛行船の状態を無線通信を通してリアルタイムに知ることができます.
コンテスト概要
『優雅なる飛行船の遊覧~プロジェクション・マッピングに挑戦~』
今年度は,飛行船の底に取り付けられたスクリーンに画像を映し出す競技に挑戦してもらいました.
プレイヤーは,プロジェクタとカメラが設置された撮影ポイントまで飛行船を移動させ,撮影を行います.
各所に赤外線センサーが設置されており,これに触れるとNG,飛行船の進行を妨げます.
センサーに触れていない任意のタイミングで撮影用のスイッチを押すことが出来ます.
スイッチを押した1秒後に画像が取り込まれ,その時写った元絵の点枠線の点の数が点数となります.
センサーに触れないよう,また撮影のスイッチを押してからも飛行船の姿勢を維持し続けるよう,
飛行船を制御することが,今年度の競技のポイントとなります.
ルール詳細
- 高さ制御は自動で行います.方向制御は手動・自動どちらでも可.
- 各チーム5分間×2回スタート出来ます.
- スタート可能時間の中では何度でもリスタートすることが出来ます.
- 5分間の中で獲得した点数のうち,最も高い点数をその回の点数とします.
- 順位付けは以下の順で行います.
- 2回のスタートで獲得した点数がの和が大きいチーム
- 最高得点をとるまでのリスタート回数がより小さいチーム
- きれいなプログラムをかけているチーム(NIの方に評価していただきました)
チーム紹介
チーム名 | メンバー |
---|---|
暗刻チーム |
石井 颯真 戸野 博史 名倉 健太 |
シフト電子工業 |
中尾 亮太 福田 展和 山下 昇真 |
チームくりっぷ |
飛田 美和 鮫島 渓 加藤 悠 中村 公暉 |
フェアリーズ |
三熊 智哉 伊藤 滉二 中本 悠太 鈴木 康真 |
写真
コンテスト結果
受賞チーム
優秀賞 シフト電子工業
NI賞 フェアリーズ
受賞したチームはおめでとうございます!
また,参加者,スタッフ含め,3日間本当にお疲れ様でした.
スタッフ
関係者
須田 淳 先生 (運営委員長)
木村 真之 先生 (運営委員 3回生担当)
奥田 貴史 Ph.D (運営委員)
学生TA
前田 拓也 (木本研M1)☆3回生向けリーダー
唐島 智治 (雨宮研M1)☆3回生向けリーダー
権平 皓 (野田研D3)
岩井 亮憲 (大村研D1)
野儀 武志 (大村研D1)
小西 慧 (佐藤高史研M2)
富永 直樹 (雨宮研M1)
丸谷 浩永 (竹内研M1)
院南 皓一 (山田研B4)
上田 博之 (小林研B4)
山森 聡 (佐藤高史研B4)
連絡先
※ 本イベントのほとんどを,学生TAによって企画・進行しております.サマーキャンプを経験された皆さん,このページを見て気になった学生さんたち,TAに興味のある方は是非ご連絡を!
summer-camp-3飛kuee.kyoto-u.ac.jp
("飛"を@に変えてください)