3回生向けサマーキャンプ報告
概要
サマーキャンプ3回生向けでは毎年「ヘリウムガスで浮かぶ飛行船の無線制御コンテスト」を行なっており,2017年度は8度目の開催となります.3〜4人のグループで3日間という短い期間の中で自分たちだけの "コントローラ" を組み上げ,最終日のコンテストに挑みます.
飛行船の通信・制御には National Instruments社 のシステム開発/グラフィカルプログラミング環境である LabVIEW を使います.LabVIEWについてはこちら(外部サイトに飛びます).LabVIEWについて知らなくても,当日学ぶ時間は十分あります!
開催概要
【日程】2017年 9月25日〜9月27日 の3日間
【場所】工学部 電気総合館 大講義室
今年は16名の3回生が参加してくれました.
競技内容
飛行船について
移動用のプロペラ付きモータが3つ(下向きに1つ,横向きに2つ)ついており,モータに加える印加電圧をPCから無線通信(Zigbee)で指示することで移動できます.
飛行船のユニットには高さを測定できる超音波センサと,相対的な水平方向の変化がわかるジャイロセンサがついており,これら飛行船の状態を無線通信を通してリアルタイムに知ることができます.
コンテスト概要
『陣取りゲーム』
今年度は2つの飛行船を同時に使用して,対戦形式で陣取りをする競技に挑戦してもらいました.
プレイヤーは,スタート&リスタートゾーンにおいて,飛行船を規定の高さからスタートさせます.
次に,段差検知によって飛行船の高さを自動制御し,フィールドゾーン内を滞空します.
フィールドゾーン内に滞空している飛行船の二次元位置を,飛行船底面に取り付けられたマーカーと,地面に設置した2つのカメラを用いて特定します.
各所に赤外線センサーが設置されており,これに触れるとNG,飛行船は強制的にリスタートとなります.
飛行船の二次元位置はゲーム画面に反映されます.
飛行船からランダムに弾が射出され,衝突したタイルは自分の陣地とすることができます.
この陣地が大きい方が勝者となります.
フィールドゾーン内に飛行船が収まっていないと,弾は射出されません.
飛行船の高さを上手に制御することが,今年度の競技のポイントとなります.
ルール詳細
- 高さ制御は自動で行います.方向制御は手動・自動どちらでも可.
- 各チーム2試合のみ行い、勝ち数の多いチームを優勝とします.
- スタート可能時間の中では何度でもリスタートすることができます.
- 弾の射出時間は60秒で,弾切れの際はリロードゾーンに着陸することで弾の補充を行うことができます.
- 宝箱に触れると,宝箱からサポートキャラが出てきて,より多くのタイルを獲得することができます.
- タイルを獲得するとスペシャルゲージが貯まり,サポートキャラより強力なスペシャルアタックを使うことができます.
- 全試合終了時に最も多く勝利したチームが優勝となります.
チーム紹介
チーム名 | メンバー | |
---|---|---|
北宇治カルテット |
旭野 昇吾 花山侑生 高木理絵子 竹内至生 |
|
ボロのつりざお |
石井峻介 高山創 中山貢 吉村知行 |
|
ひこうせんのりくみいん |
徳岡岳晃 鍵昌弘 楚杰 加藤顕 |
|
大草原不可避 |
片山梨沙 LEE JUNGJIN 滝朋恵 藤田陽一郎 |
写真
コンテスト結果
受賞チーム
最優秀賞(岩壁賞) 北宇治カルテット
NI賞 大草原不可避
受賞したチームはおめでとうございます!
また,参加者,スタッフ含め,3日間本当にお疲れ様でした.
スタッフ
関係者
松尾 哲司 先生 (運営委員長)
木村 真之 先生 (運営委員 3回生担当)
奥田 貴史 先生 (運営委員)
学生TA
山森 聡 (ATR連携M1)☆3回生向けリーダー
上田 博之 (小林研M1)☆3回生向けサブリーダー
岩井 亮憲 (大村研D2)
野儀 武志 (大村研D2)
唐島 智治 (中村武恒研M2)
富永 直樹 (雨宮研M2)
前田 拓也 (木本研M2)
丸谷 浩永 (竹内研M2)
院南 皓一 (山田研M1)
石井 颯真 (守倉研B4)
伊藤 滉二 (木本研B4)
飛田 美和 (大村研B4)
中本 悠太 (篠原研B4)
名倉 健太 (佐藤高史研B4)
連絡先
※ 本イベントのほとんどを,学生TAによって企画・進行しております.サマーキャンプを経験された皆さん,このページを見て気になった学生さんたち,TAに興味のある方は是非ご連絡を!
summer-camp-3飛kuee.kyoto-u.ac.jp
("飛"を@に変えてください)