先端電気システム論講座
先端数理情報学とエネルギー・モビリティ・ロボットへの応用
本講座では,先端数理情報学とそのエネルギー・モビリティ・ロボットへの応用について研究を進めています。研究の目的は,電気電子工学の多様な対象に潜む数理構造を抽出するための学理を構築し,それを駆使して現実の現象を解析するとともに,新しいシステムを創出することです。理論から,数値計算(シミュレーション,データ分析,アルゴリズム開発),実験,フィールド実証までを研究の手法としています。
- 応用数学・データ科学・情報科学:非線形数理科学とデータ科学の融合であるクープマン作用素の理論,設計や動作の正しさを論理的に保証する形式手法と融合したシステム制御,複雑な振る舞いを示す時系列データを分析するためのアルゴリズム
- エネルギーシステム・モビリティ:再生可能エネルギー導入をさらに加速化させるための電力ネットワークのディジタル技術,ディペンダブルなエネルギー制御システムの設計技術と航空機電動化への応用,シェアリングを核とした社会構築のためのモビリティ(交通)とエネルギーの連携管理技術,電気と水素のルーティングによるエネルギー管理技術,次世代の二次電池である全固体電池のデバイス設計
- 制御応用・ロボット:電力パケットによる環境適応型歩行制御,ベストエフォート型モータ駆動制御とその電気自動車への応用
最近の研究成果などは 研究室ホームページ をご覧ください。
教員
薄 良彦 ( Yoshihiko SUSUKI )
准教授(工学研究科 電気工学専攻)
研究テーマ
- 力学系の理論と応用
- エネルギー工学
- 制御応用
持山 志宇 ( Shiu Mochiyama )
助教(工学研究科 電気工学専攻)
研究テーマ
- 電力パケットによるベストエフォートモータ駆動制御
- 二足歩行ロボットの歩容制御